大事な息子

スケートボードには怪我が付きもの

そんなことは息子がスケボーを始めた時から肝に銘じている

でもね…

いざ怪我をする場面の一部始終を見てしまうと親としてトラウマになるもの


先日久しぶりにそんな状況に遭遇してしまった


「痛くないと」強がる息子

でもあまりの怖さで震えが止まらず一点を見つめる息子


幸い救急車で運ぶ程の怪我ではなかったので

私の自転車の後ろに乗せて帰路に着く


帰りの道中はお互い話すことなんてない

ただ私は涙が溢れ出て顔がくしゃくしゃになりながら自転車を漕ぐ

後ろではじんわりとすすり泣く音が聞こえる

話すことなんてない…


ただ私は直感で思う

「あぁ、何日かしたら当たり前のようにまた滑るんだろうな」と


スケートボードには怪我が付きものだよ

それも半端ない怪我がね

我が子が高い所からコンクリート目がけて落下する所なんか見たくない

落下した瞬間「動くかな…」と判別する自分が嫌だし

どこか骨折していないか確認するのも正直怖い


こういうことに遭遇すると親はメンタルがやられて何日か引きずってしまう

でも案外本人はケロッとしている


「スケートボードを好きになった我が子を、見守って信じてあげて下さいね」

そんな言葉をいただいた

参ったね、ほんとその通り

我が子の気持ちを考えるとそうしてあげることが一番だな、と

あーだこーだ口を出すことはいくらでもできる

反面、口を出さずに見守ることってとても大変

でも大切な我が子が好きなことに出会った奇跡を、親の勝手な思考で台無しにするわけにはいかない


何も言わない代わりに絶対的な安心を与えてあげたい

「あなたのその感覚を信じているから好きにおやり。どんどん歩いて行ってちょうだい。」


これからもどうか自分を大切に

大好きだよ







 

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