ジルに伝えたい沢山のこと
ねえ、ジル
ニャーと言いながら私を見上げるその美しく尊い眼差しが、いつも私自身の存在を認識させられる
あなたは私に話しかけ、何かを求め、
私はあなたのその瞳を見つめ、答えを探そうとする
その何気ない、ほんの短いやり取りの連続が、お互いの存在を確かなものにする
私はあなたを溺愛したかどうかは正直わからない
日々の中で私には私の時間が流れ、あなたにはあなたの時間が流れる
その各々の流れをお互い横目で気にしながら一つ屋根の下で暮らして行く
そして時折目を合わせ確認する
「今日もいる。」
たったそれだけの確認が私の生活にあまりにも浸透しているから、あなたが遠い世界へ行ってしまったら私には何かとてつもなく大きな穴が開いてしまうのかもしれない
あなたの瞳を見つめれば見つめるほど、私の穴はどんどん深く広がって行き、心が苦しくなってしまうかもしれないけれど、私は今まで以上にあなたを見つめ続けたい
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