繋げられるように

「かまってあげないと1人じゃかわいそうだよ」

「怖くて降りれないの?そしたら見てて。今俺がやるね。

ここに足を置いて、こうやれば降りれるよ」

「頭が痛いの?ねぇ、頭痛いって言ってるよ。」


2個下の年中さんとの関わり方。


息子は一人っ子で父親がいない

私の家族が複雑で私の母と会ったこともなければ

じーじばーばの実家にも1度も行ったことがない

親戚一同にも会ったことがない


生まれた時からほぼ私と2人


息子は5歳の時にスケートボードに出会って、その世界に「私」が魅了された

年齢も生き方も本当に多種多様な人たちがいて

そして皆優しい

こりゃ息子を育てるのにちょうどいい!

直感的にそう思った


皆、小さい子供を可愛がり、面倒見が良く

一つの目的の為に楽しんで切磋琢磨している


もちろん喧嘩もするし、息子なんてまだ小さい方だから泣かされることもある

でもそれら全てが私からしてみればとてもありがたい

まるで兄弟喧嘩みたいなもの


息子は生まれた時から一般的な家庭環境とはちょっと違う

この世に生まれて一番最初に肌で感じる最小の社会が「家族」

そこがあまりにも希薄すぎて負い目に思っていた私にとって、

スケートボードの世界は最高の社会経験の場だと感じている


冒頭の会話文は

お兄ちゃんのスケボーに付き合わされて暇を持て余している年中さんと遊んでいる時のもの


スケートボードが上達するしないは私にとってさほど重要なことではない

まずは人として心が成長して欲しい 

だから自分よりも年下の子を思いやる気持ちが育っていてくれているようで

私にとってはとても嬉しい出来事だった


全ては

息子が今までお兄ちゃん、お姉ちゃんに遊んでもらい、沢山可愛がってもらったおかげ


少しずつでいい

与えてもらった愛や想いを

繋げていける人間に成長して欲しい












コメント

人気の投稿